あなたは「ホットビューラー」をご存じですか?
日本人のまつげは細くストレートが多いので、クセがつきにくく、カールがすぐにとれてしまうという難点があります。
ホットビューラーは、くるりんとしたまつげのカールをキープでき、まつげへの負担も少ないことから、大変人気があるアイテムです。
でも、使いこなせるかどうか自信がなくて手を出せなかったり、せっかく買ってみたけれどあまり使っていない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひあなたもホットビューラーの使い方をマスターして、くるりんまつげを自分のものにしてください。
ホットビューラーは、電気(電池式と充電式があります)による熱の力でまつげを温め、カールを作るメイクアイテムです。髪をカールするのに使うコテのようなものですね。
スイッチを入れてからホットビュ-ラーが温まるまでにかかる時間はわずか数秒。まつげに軽く当てるだけで、簡単にまつげが持ち上がります。
熱を利用しているので、普通のビューラーよりも自然なカールが作りやすく、カールが長持ちします。
通常のビューラーを使っていて、まぶたを挟んで「イタタ!」となったことはありませんか? ホットビューラーなら、まつげにあてるだけでしっかりとカールを作ってくれて、一度使うと手放せなくなるほど便利です。
まつげを挟まないタイプのホットビューラーは、まつげにも優しく、初心者にも使いやすいと言えます。
ホットビューラーなら、ビューラーはかさばるし、ポーチに入れていると軸が歪んじゃう、という悩みから解放されます。コンパクトなので、マスカラのような感覚で持ち運びも楽ちん。外出中にまつげが下がってきてもすぐにケアできてしまうのが魅力です。
お値段もだいたい2,000~3,000円程度とお手頃価格です。
」という記事で、治療法などを詳しく説明していますので、放置せずに、治療を優先してくださいね。
それではいよいよ、ホットビューラーの基本的な使い方をご紹介しますね。
ホットビューラーはマスカラの前にも使用できますが、マスカラを塗った後に使うとマスカラのダマを取りながらカールさせられます。
きれいにカールしたまつげを作るには、マスカラの下地が不可欠です。マスカラ下地をあらかじめ付けておくことで、まつげ1本1本が強調され、太く長く、きれいなまつげかできあがります。カラーマスカラを後から塗っても、ノリがよくなりますよ。
マスカラは、補修成分が入ったトリートメント効果のあるものがおすすめ。下地に使えるようなまつげ美容液でも、もちろんOKです。
マスカラ下地については、「カールを長持ちさせ、マスカラの効果を最大限アップしてくれるマスカラ下地を使いこなそう!」で詳しく説明しています。ぜひご参考に。
次に、目を伏せ目がちにして、ホットビューラーの背中の側をまつげの根元に軽くあて、毛先に向かってまつげを立ちあげます。
まつげを傷めないように、また温度が高くなりすぎないように気をつけてください。触ってもやけどをしないくらいの温度がいいでしょう。
鏡を下に置いて、視線を下に落としながらホットビューラーを使うと、くるんと上向きまつげになりますよ。
次は、ゆっくりと毛先に向けて半円を描くようなイメージでカールさせましょう。中央→目頭→目尻と3回ぐらいに分けて行って、しっかりカールの癖をつけましょう。
よりまつげがくるりんと長く、ボリュームもアップする効果もあります。
下まつげの上側から根元部分に向かってホットビューラーを当て、上まつげと同じように、カールさせるように、ゆっくりとコームでとかしてください。
ホットビューラーの先端で、まつげ1本1本をセパレートするように形を整えます。
熱でマスカラがとけ、まつげ同士がくっついてしまうこともあります。コームの先端でしっかりとかしてください。
形を整えたまつげの上から、カールタイプのマスカラを塗っていきます。あまり重ねすぎず、できれば1回で塗れるくらいが理想的です。夜までしっかり持たせたいという場合は、トップコートで仕上げれば艶がアップし、より魅力的な目元になります。トップコートはヘアスプレーと同じ効果があります。
ホットビューラーにマスカラがついてしまった場合は、まだ温かいうちに拭き取ってくださいね。
「まつげのカールを夜までキープし、メイクくずれのパンダ目を防ぐ方法」という記事で、まつげのカールを長持ちさせる手順を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
下地はメイクの基本です。まつげにも下地をつけることで、きれいなカールを維持することができるのです。まつげ美容液なら、下地としてだけでなく、まつげに栄養を補給してくれるので、まつげの健康のためにもばっちりですよ。
ホットビューラーでカールのついたまつげに、マスカラを全体に馴染ませましょう。とくにウォータープルーフのマスカラの相性が良いようです。
ただし、せっかくあげたまつげが下がってきてしまいますので、重ね塗りや、つけすぎには要注意です。
まつげを上げる時は「根元を上げるように」というのが重要なポイントです。根本に意識を集中して、真ん中から毛先の順に当ててみてください。
根元を上げることで、カールのもちがよくなりますよ。
忙しい朝にホットビューラーの電源を入れて温まるのを待つのは面倒、というせっかちな人もいるかもしれませんね。
お化粧前からあらかじめスイッチを入れておき、アイメイクのときは温まっている状態にしておくと、手間がありません。温めて使うことで通常のビューラーでは出せない長持ちカールを実現できるのですから、多少手間でも、ぜひちゃんと温めておきましょう。
ホットビューラーの魅力の一つは使い方が簡単なことですが、熱を発するものですから、十分に注意しましょう。ホットビューラーによっては、温度を調整できるものもありますが、温度を高くし過ぎないようにしましょう。まぶたに当ててしまってやけどをしてしまう人も中にはいます。目の近くで使用するので、距離感がわからなくなることもあります。使用後の余熱にも注意が必要です。
まつげに当てすぎると、まつげが傷んでしまう原因にもなったり、まぶたがやけどになるおそれも。
カールがつきにくいと思ったときは、長時間当てるのではなく、何回かに分けて当てるようにしてみましょう。また、上で紹介したように、マスカラの下地をした後に試してみてください。
まつげは乾燥にとても弱く、毛根から乾燥するとすぐ抜けてしまいます。
ホットビューラーは髪で使うコテと同じで、毎日使い続けると、まつげを乾燥させてしまいます。
ここぞというときや、雨や湿気でカールがダレやすいときに絞って使うくらいがちょうどいいものです。
毛先が傷んでも切ってしまえば問題のない髪と違って、根元からカールさせるまつげは、温めすぎることでまつげの毛根から水分が奪われ、乾燥し、傷んでしまいます。
ホットビューラーを使うときは、まつげ美容液を塗り、しっかり乾いてから当てるようにすれば、まつげをダメージから守ってくれる効果があります。
メイクオフ後もしっかり保湿を忘れないようにしてください。
電源を切り忘れてやけどをしてじう人も少なくありません。電源を入れたままポーチにしまってしまったりすると、やけどや火災の原因になることもありますので、使用後は必ず電源を切るくせをつけてくださいね。
ホットビューラーには、通常のビューラーのようにまつげを挟んでカールさせるタイプと、まつげに当てるヒーター部分を動かして自分でまつげを持ち上げてカールさせるタイプがあります。挟むタイプのものはかさばるので、持ち運びにはあまり向いていないでしょう。
ホットビューラーにはボリュームタイプ、ナチュラルタイプなど、まつげのカールの形によってコーム部分が何種類かあります。自分が作りたいまつげで選びましょう。
電池式よりも、充電式のホットビューラーのほうが、ランニングコストは割安ですし、買い忘れも防げます。温度が上がるまでの時間が1~2分で済む方が、メイク時間を短縮できて、より使い勝手がいいでしょう。
ホットビューラーは目のそばで使うものですから、雑菌がついていたりすると、とても危険です。いつも清潔に使用したいですよね。コーム部分を取り外して、ヒーター部分に残ったマスカラを簡単に取り除けるようなタイプのものがあります。
ホットビューラーによって、いろいろな形のコーム部分がありますので、自分の目やまつげの量や作りたいカールに合ったものを選びましょう。
自分に合わないものを使うと、やけどや目元を傷つけてしまうことにもなりかねませんので、慎重に!
ここでは、市販のホットビューラーをいくつか紹介しますね。
様々なタイプが出ていますので、自分に合ったものを選びましょう。
メイクポーチに収まりやすいコンパクトな軽量サイズで、外出先でも便利に使えます。マスカラを使った後にも使えますし、しっかりと温め、カールも持続します。
使いやすい振動コームで、マスカラ・つけまつげ・まつげエクステにも対応しているのが嬉しいですね。ブラシ部分は外すことができるので、掃除も楽々です。
特許取得の高性能ICチップ搭載で、最適温度を自動制御してくれるホットビューラーです。
軽量コンパクトで持ち運び便利なホットビューラーです。パソコンなどのUSBで充電できますので、電池が切れてしまう心配がありません。オフィスでも充電できますよ。
ヒートパネルをまつげの根元に押し当てることにより、自然な放射状のまつげを実現してくれルホットビューラーです。電源のON/OFFが一目で分かり、二つ折りにすれば小さなポーチにも入ります。
いかがでしたか。
ホットビューラーはまつげを自然な形でカールさせるのにとても便利です。長時間キープできるので、化粧崩れの心配も少なくなります。きれいにカールしたまつげで、目もパッチリ大きく見せることができますので、通常のビューラーをお使いの方にもお勧めですよ。
ただし、使い過ぎや高熱での使用はまつげに大きな負担を与えますから、温度調節にはしっかりと気を配り、使用頻度や一回の使用時間にも注意しましょう。ポイントは、まつげ美容液での保湿をしっかりとすることです。